実技編
【足裏面】
1. 副腎
◆指角を第3指の基節骨の終わりに当て、かき出します。
2. 腎臓
◆指角を第2指の基節骨の終わりに当て、かき出します。

◇老廃物を体の外へ排泄する為に重要な反射区です。副腎髄質、腎臓などのホルモン分泌は主として自律神経や代謝によって調節されます。体内の老廃物である尿酸、乳酸をなど分解し尿として排泄させます。
3. 輸尿管
◆指角を使い腎臓の反射区から膀胱の反射区に向かって土踏まずを囲うように指角で流します。

4. 膀胱
◆指角の側面または拇指を使い、内側面の踵骨からふくらみを潰すように指先(第1指)に向かって半円を描きます。
5. 尿道
◆踵骨を囲うように拇指で流します。

6. 鼻・前頭洞
◆指先を第5指側より足心棒を使いかき出します。足心棒は握るように持ち、拇指を軸にして使うと安定した圧がかかります。
◇鼻炎、鼻づまりに効果があります。前頭洞とは頭蓋骨と顔の骨のクッションの役目をする他、声の響きを良くします。

7. 大脳
◆指頭に圧をかけ、他の指で爪側を支え、流します。
◇脳下垂体、松果体、三叉神経、側頭部など大切な器官が集まっています。
8. 脳下垂体
◆指角を施術する第1指の中心にあて、爪側を反対の四指で支え、突き上げるように圧をかけます。
◇全身のホルモンバランスの中枢を担う重要な部分です。ストレスや過労などでバランスを崩しやすい部分でもあります。


9. 頸
◆施術する拇指を反らせ、指角を使い指節関節と基節骨の間をかき出します。指角側の拇指を軸に当ててかき出すと滑らず安定した圧がかかります。
◇肩こり、自律神経失調症の方などに効果的です。
10. 目、耳
◆第2指より指第5指頭に圧をかけ、指節関節までさすり下ろします。その後、第2指より指節関節と基節骨の間を指角でかき出します。
◇第2・3指は目の反射区です。疲れ目、視力低下に効果があります。
第4・5指は耳の反射区です。耳鳴り、目眩などに効果があります。

11. 僧帽筋
◆第5指より第2指までを指角の角を当て横に流します。反対の手で甲側を包むように支えると圧が逃げません。
◇肩を吊るようにして背中の上部を覆う大きな筋肉です。この反射区は肩こり、内臓疾患に効果があります。
12. 肺・気管支
◆僧帽筋の反射区の下方を僧帽筋と同様に流します。
◇呼吸器機能を活発にします。風邪をひいている時、喫煙の習慣がある方などは老廃物が溜まりやすい場所です。
13. 甲状腺・副甲状腺
◆示指と中指で施術する第1指をはさみ指頭に圧をかけながら、第1指の中足指関節を囲うように流します。その後、中足指関節の真上を流し、第1指の基節骨の内側まで流します。
◇甲状腺は成長ホルモンの分泌と酸素の量を調節し、基礎代謝率を亢進させます。
副甲状腺はカルシウムの吸収を促進します。

14. 胃・膵臓・十二指腸
◆中足指節関節の際に指角を当て、手首を返すように使い流します。流す範囲は施術を受けている方の示指・中指・環指の指三本分です。
◇消化吸収力を高めます。

15. 心臓(左足)・肝臓(右足)
◆施術する足の甲部をかぶせるように押さえ第4指と第5指の間、中足指節関節の下方から突き上げるようにかき上げます。
◇心臓の反射区は、心臓疾患や、循環器系に効果があります。
肝臓の反射区は毒素を分解し、ビタミンやコラーゲン、複合タンパク質などを生成します。さらに、炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝を促します。
16. 脾臓(左足)・胆囊(右足)
◆心臓(肝臓)のやや外側を骨に当たらないようにかき下ろします。
◇脾臓は血液(赤血球)を貯蔵、濾過、再生します。胆囊は胆汁を貯蔵します。(胆汁は消化吸収を助ける働きがあります。)
17. 大腸
横行結腸→下行結腸→S状結腸(左足)
上行結腸→横行結腸(右足)
| 横行: | 土踏まずの中心に指角を当て、第4指の下方まで流します。 |
| 下行: | 第4指と第5指の間を踵骨に向かって流します。 |
| S状: | 踵骨の際を内側に向かって流します。 |
| 上行(右): | 踵骨の上第4指と第5指の間を土踏まずの中心までかき上げます。 |
| 横行(右): | 土踏まずの中心に向かって内側を流します。 |
| ◇腸の調子を整え、消化器の吸収力を高めます。 | |
18. 小腸
◆握りこぶしを使い、大腸の反射区の中をかき下ろします。この時も甲部をしっかりと支えます。
◇1日に摂取したおよそ80%の水分を吸収します。水分代謝が悪く、むくみやすい方に効果があります。

19. 生殖腺(卵巣・精巣)
◆踵を支え、踵骨の上をまんべんなくかき下ろします。
足心棒を持つ手は踵を支えている手に添えると滑りにくくなります。
◇生殖機能を高める他、ホルモンバランスにも関係しています。
20. 臀部(痔)
◆足心棒を持っている手の拇指を踵の中心に当て踵を囲うように細かくかき出します。

【外側面】
21. 〔束骨〕(膀胱経)
◆第5指の中足指節関節の際に両拇指をあて押圧します。
22. 肩・上腕
◆束骨の下、中足骨の際を両拇指でさすり流します。
◇肩こり、腕の疲れ、首の疲れにも効果があります。
23. 肘関節
◆中足骨の付け根から踵骨に向かって両拇指を使いさすり流します。
◇直接肘に触れられない方に間接的に刺激を与える事ができます。

24. 膝関節
◆中足骨の付け根から踵骨に向かって拇指で半円を描くように流します。
◇直接膝に触れられない方に間接的に刺激を与える事ができます。

25. 生殖腺・〔崑崙〕(膀胱経)
◆踵骨の際から拇指で流し外踝とアキレス腱との間にある「崑崙」を取りさらに、流します。

26. 股関節
◆外踝の周りを両拇指でさすり上げます。
◇リンパの流れを促進する効果があります。
リンパに関連する反射区は健康なリンパを維持し、様々な疾病から身体を保護します。

【内側面】
胸椎〜腰椎は内側足弓に沿って流します。
胸椎、腰椎の反射区は自律神経の調節を促します。又、背部痛、腰痛にも効果があります。
27. 胸椎
◆両拇指で中足骨の際をさすり下ろします。

28. 〔公孫〕(脾経)
◆両拇指で第一中足骨の付け根にある「公孫」を取ります。
29. 〔然谷〕(腎経)
◆両拇指で舟状骨の内側にある「然谷」を押圧します。
30. 腰椎
◆拇指で踵骨の際をさすり下ろします。
31. 子宮・前立腺
◆指角の側面を使い、踵骨の内側面を絞り込むように流します。
◇生殖腺と同様にホルモンバランスを整えます。生理痛、生理不順に効果があります。
32. 股関節
◆外踝の周りを囲うように両拇指でさすり上げます。
◇リンパの流れを促進する効果があります。


【甲部】
33. 胸部リンパ腺・〔太衝〕(肝経)
◆第1指と第2指の間を中足骨の付け根に向かって流します。中足骨の付け根で「太衝」を取り、その後軽く流します。
34. 胸部・〔陥谷〕(胃経)
◆第2指と第3指の間を中足骨の付け根に向かって両拇指で流します。中足骨の付け根で「陥谷」を押さえ、その後軽く流します。
35. 胸部・気管支
◆第3指と第4指の間を中足骨の付け根に向かって両拇指で流します。

36. 三半規管・〔臨泣〕(胆経)
◆第4指と第5指の間を中足骨の付け根に向かって両拇指で流します。中足骨の付け根で「臨泣」を押さえ、その後軽く流します。
37. 〔丘墟〕(胆経)・〔商丘〕(脾経)
◆足の甲部に両拇指を使い、円を描きながら流します。その後、外側にある「丘墟」と内側にある「商丘」を取ります。

【下腿部】
38. 〔太谿〕(腎経)→〔三陰交〕(脾経)→〔漏谷〕(脾経) →〔地機〕(脾経)→〔陰陵腺〕(脾経) →〔陰谷〕(腎経)

◆施術する面と向かい合う様に座ります。
◆手をクロスさせ拇指と示指で頸骨をつまむように膝裏に向かって流します。
◆拇指を脛骨の面に対して垂直に当てると良いでしょう。
39. 〔解谿〕(胃経) →〔足三里〕(胃経)
◆前頸骨筋と向かい合うように座ります。
足首のおよそ中央の「解谿」を両拇指で取り、その後胃経の経絡に圧をかけながら流し、「足三里」を取ります。
◆次に握り拳を前頸骨筋の真上に当て流します。
【膝関節】
40. 〔委中〕(膀胱経)・〔委陽〕(膀胱経)・〔陰谷〕(腎経)
◆中指を使い大腿部からふくらはぎに向かってツボを取りながら、上へ押し上げるように軽く流します。
◇膝裏の老廃物を流すことで、腰痛・膝痛が緩和されます。
41. 〔膝眼〕
◆両拇指で膝蓋骨のすぐ下のくぼみを押さえます。
次に膝蓋骨の周りを軽く圧をかけ大腿部に向かって流します。

【大腿部】
42. 〔血海〕(脾経)〔梁丘〕(胃経)
◆手を組み両拇指で内側にある「血海」、外側にある「梁丘」を取ります。
【下腿部】
43. 〔合陽〕・〔承筋〕・〔承山〕(すべて膀胱経)
◆脹脛にある膀胱経の経穴を四指で押さす。その後脹脛の筋を左右に練り上げるように揺らしほぐします。

44. 脛骨(下腿部胃経のライン)
◆施術する側に向かい合う様に座り片足に施術する足を乗せます。
両拇指で脛骨の際を膝から足首に向かつて押さえます。次に胃経の経絡を同様に押さえます。最後に足を軽く押さえ前頸骨筋をこぶしで叩きます。

45. 足の甲
◆両拇指を足の裏にあて、指角の側面を使いアキレス腱の際の老廃物を足の甲部へ動かします。
◇手首を手前に回すように使うと良いでしょう。

46. 〔失眠〕・〔足心〕・〔湧泉〕(腎経)・〔裏内庭〕
◇足の甲を四指で支え、両拇指または指角で経穴を取ります。
47. 腎臓・副腎・輸尿管・膀胱・尿道
◆最後にもう一度、利尿作用のある反射区を流します。老廃物をスムーズに腎臓から排泄させる為最初と最後にこの行程を行います。
48. ストレッチ
◆踵を持ってゆっくりと足首の回旋、背屈、底屈を行います。