はじめに
日常生活や仕事などのクセや何気ない動作で腰痛は発症しやすく、整形外科や整骨院、整体院などでも腰痛を訴えるお客様は非常に多くいらっしゃいます。慢性的な腰痛は治りにくく、特に寒い季節や環境時に、血流も神経もピリピリし、腰痛持ちの人はさらに悪化する恐れがあり、腰痛にとって『冷え』は大敵です。
人間は立位二足歩行とともに、無意識の日常の動作によって、腰にかなりの負担をかけ、疲労をため続けています。歩く、座る、立つ、寝るなど、なにげない日常動作の中で、私たちの腰は、前屈・背屈・側屈・回旋など常に動き続けています。
腰を痛めたことのある人ならば、歯を磨いたり、顔を洗ったりするだけでも、腰に負担がかかることがおわかりでしよう。こうした動作が、無理な姿勢で習慣的に行われていると、腰への負担はさらに増大します。
例えば、腹ばいになって読書したりテレビを見る、自分に合わない高さの調理台やテーブルを使っている、横座りやあぐらで座り続ける、腰が沈み込む寝具で寝ているなどといった状態を長い間続けていると、腰椎や関節・筋肉に過大な負担がかかります。

そのような状態の時、「重い物を持つのに腰に力を入れる」「突然体勢を変える」ちょっとつまずいた」「階段を踏み外す」「急に振り向いた」「腰を捻って後ろの物を取ろうとした」といったことが原因で「急性の腰痛症」を起こすことがあります。いわゆる「ギックリ腰」です。急性腰痛は、適切な処置やリハビリを行 わないと「慢性的な腰痛症」になってしまいます。
整体を仕事にしていると、しばしば「ギックリ腰になったから診て下さい」と連絡を頂きます。私は、「動かないで下さい。今から行きますから」と告げ、時間のあるときは急行します。また、「慢性的な腰痛症」の相談を毎日のように受けます。身近に「腰の痛み」を抱えている方々が、驚くほど多いのです。
整体師は、「どこに行っても治らない慢性的な肩・腰・膝の辛さを取るのが仕事」と言われます。そんな事を言われると責任重大ですが、慢性痛の改善指導が 整体師の使命でもあるように思います。
そんな思いから、このテキストでは『冷え』により引き起こされることが多い「急性腰痛」とともに、それからくる「慢性腰痛」についての概略について触れ、 私が実践してる対処法を紹介します。
ここで紹介した内容をぜひ実践して頂き、皆さんの地域で「腰痛」に悩む方々に「快方の喜び」を与えて下さい。皆さんが、地域社会で大活躍することが、私 の最大の願いです。
さあ、これから「腰痛改善のプロ」として、頑張って参りましょう!
