PR

腰の構造

I. 腰の構造

脊椎

脊椎は椎骨と呼ばれる小さな骨が連なってできています。上から頸椎、胸椎、腰椎 というように分けられ、下部は骨盤(仙骨、 尾骨)につながっています。
脊椎は1本に連なっていますが部分によ って果たす役目も変わってきます。脊椎上部の7つの頸椎は、頭蓋骨につながり、頭 を支える働きをしています。
胸椎は、肋骨とつながり、心臓や肺など の臓器を保護する役目をしています。

Y4

 腰は、腰椎と呼ばれる5つの椎骨と骨盤 にかけてをいいます。骨盤には、仙骨、腸骨、恥骨、尾骨があります。そして、第5腰椎と仙骨で腰仙角を形成して前方に突出し、仙骨と腸骨を仙腸関節がつないでいます。 腰椎から骨盤にかけての骨は、他の部分に比べて大きいのが特徴です。なぜなら、上半身の重みを支えるという大切な役目を担っているからです。 腰椎は上半身の重みを骨盤に伝え、骨盤はその重みを両足に伝えていきます。また、体を前後左右に大きく動かす機能ももっています。腰を痛めると体を思うように動かせなくなってしまうのも、このように重要な働きをしているからなのです。
 このカーブのおかげで、さまざまな動作をしたり、体のバランスを保ったり外からの衝撃を緩和する役目も果たしています。
 脊椎は、椎骨だけで構成されているわけではありません。ひとつひとつの椎骨の間に、弾力性に富んだ椎間板と呼ばれる組織があります。

椎間板

Y5

   椎間板は、内部にゼリー状の髄核があって、その周囲を線維輪や靱帯が取り囲み、上下には軟骨板があります。この椎間板が椎骨と椎骨の間でクッションの働きをし、衝撃や圧力を吸収しています。
 前屈・背屈・側屈・回旋といった体の動きに対応しなければならない腰椎には、多くの圧力がかかります。
 腰椎のなかでも、下に位置するものほど負担が大きくなり、椎間板はその圧力を吸収しています。
 椎間板は、20代から老化し始めます。椎間板の内部にある髄核は、約80%が水分ですが、この水分が20代になると減り始めます。また、椎間板の上下にある軟骨板には、10代までは血液が供給されますが、20代になると血液がこなくなってしまいます。さらに、30代になると、周囲をとりまく線維輪の水分も失われ始めます。このように加齢とともに椎間板は弾力性を失い、腰痛を起こしやすくなります。

はじめに 目次 いわゆるギックリ腰