基本編
4 耳と経絡と内臓のつながり
身体には気の通り道『経絡』があり、その経絡上にポイントとして存在するのが『経穴(ツボ)』で経絡上には365経穴あると言われていますが、奇穴などを含めると1000とも2000とも言われています。
実際に経絡はどこに存在するのか、神経でもリンパでも血管でもなく現代医学では明確に説明できない部分もありますが、ツボを刺激すると体の不調を整えていくことができることは、体性反射として医学的にも証明されてきました。ツボは体内職器の反応点なのです。特に耳には全身の経絡が集まってくることからも五臓六腑 身体全体と密接なつながりをもっています。耳に刺激をすれば経絡の気血を整え、病を治すことが可能になるわけです。
【経絡】
- 足の太陽の分支は、耳の上角に至る。
- 足の陽明は耳の前に上る。
- 足の少陽は耳の後ろに入り、分支は耳の中を経て耳の前に至る。
- 手の太陽は、耳の中に入る。
- 手の陽明の別格は、耳の中に入る。
- 手の少陽は、耳の後ろに連なって、耳の上角に出て分支は、耳の中に入る。
- 手足の三陽経はすべて耳と関係を有する。
- 陰経は、分かれた分支(別経)を介して陽経と合して少陽と合している。
- 手足の少陰と太陰、足の陽明の五経絡は、すべて耳の中で合している。
【臟腑】
- 腎気は、耳に通ずる。
- 心は、耳に開竅する。
- 脾が及ばなければ人間の九竅が通じない。
- 頭痛 耳鳴り、九竅の不利などは、胃腸から生ずるものである。
- 肝の病は虚すれば耳が聾して聞こえない。
- 髄海が不足すれば、脳は転じて耳は聞こえない。
- 肺は気を主り、一身の気は耳を貫く。